第36番 高野山南院

高野山別格本山 南院(なんいん)

南院のイメージ

ありがたや 生死苦海の 浪風を 切りはらいたまふ 智慧の御剣

ご朱印

ご朱印のイメージ

家田荘子コラム 三十六番 南院

全国にある浪切不動尊(なみきり)の総本家が、ここ南院の浪切不動明尊ということになります。

このお寺は、外から境内をスコーンと、気持ちよく一望できます。その景色同様、ここは、本当に気持ちの良いお寺です。まず、僧侶の方々が、明るくて元気で、動きが早く、見ていて本当に気持ちよく、嬉しい気分にさせて下さいます。私は、「逆打ち」で36不動零場を廻らせてもらうこともあるのですが、多くの人々は、このお寺が、結願です。それだからでしょうか、お寺の人々の笑顔の中に、特にねぎらいの気持ちが感じられ、喜びが何倍にも膨れ上がります。

ここは、高野山という高貴な場所にあるお寺ですが、ホッとする雰囲気を携えたお寺です。秘仏のため、お前立ちですが、木造立像の不動明王様が、「んー」と、小首を傾げてらっしゃるお姿がかわいいからか、納経所で参拝者と喋るお寺の人の歯切れの良い話し声が聞こえて来て、賑やかだからか、とにかく肩肘を張らずに、素でお参りできるお寺です。36ヵ寺を廻る間には、本当に、いろいろなことがあったと思います。それら一つ一つをかみ締めながら、ゆっくりと拝み、感激を味わって下さい。

近畿三十六不動尊霊場会先達・作家 家田荘子


寺院紹介

名称
高野山別格本山 南院(なんいん)
通称
浪切不動、南院。
不動尊について
浪切不動尊と呼び、秘仏。御開帳は毎年6月28日。木造(赤栴檀(しゃくせんだん)の霊木)の立像。
所在地
和歌山県伊都郡高野町高野山680
郵便番号
648-0211
電話番号
0736-56-2534(代)
宗派
高野山真言宗
開山
弘法大師空海。本尊は弘法大師御自作。
創建
弘仁年間(810〜824)
詠歌
ありがたや 生死苦海(しょうじくかい)の 浪風(なみかぜ)を 切りはらいたまふ 智慧(ちえ)の御剣(みつるぎ)
行事
1月28日〜2月4日
節分祈願会
5月8日
春季紫灯大護摩供
旧暦5月1日〜2日
山王院夏季祈願会
6月28日
本尊講(御開帳)
10月8日
秋季紫灯大護摩供
特色
東照宮を望む奥庭の景観。本堂白龍大天井。伝統の精進料理。
交通 (地図はこちらをクリック)
徒歩
大阪ナンバより南海高野線極楽橋(終点)でケーブルに乗換え、高野山駅下車、バスで浪切不動前下車。JR和歌山線利用の場合は、橋本駅で南海高野線に乗換えること。
車・団体バス
国道24号線の高野口町から九度山町、高野山道路を経由、高野山へ。積雪時にはタイヤチェーンが必要であるが、時によっては、通行禁止になる。要注意。高野口より約1時間。境内に観光バス5台駐車可能。
休憩宿泊等
宿泊
150名可。1泊2食付9,000円以上。
休憩
昼食200名可、1人3,000円以上。
拝観
本堂参拝無料。
附近の名所旧跡
奥の院、大伽藍、金剛峯寺(こんごうぶじ)等。
山主
「内海(うつみ)照隆(しょうりゅう)」
特産
胡麻豆腐、みろく石(菓子)、高野槙等。
その他
門前の山桜、牡丹、奥庭の朴の花、新緑、紅葉等が美しい。

関連書籍

« 第35番 高野山明王院 | メイン | 霊場会について »

関連書籍

広告