第21番 同聚院
十方山(じゅっぽうざん)同聚院(どうしゅういん)
ご朱印

家田荘子
コラム 二十一番 同聚院
東福寺の中にあるこのお寺は、入口も広くないし、こじんまりとした境内です。ところが、この小さく見えるお堂の中に、日本で一番大きな木彫坐像の不動明王様がいらっしゃるのです。
像高2・65メートル。とにかく、その大きさに圧倒され、見た瞬間、言葉も出ません。
かつて東福寺の場所には、藤原忠平公が建てた法性寺(ほっしょう)がありましたが、曾孫である藤原道長が法性寺の境内に五大堂を建て、五大明王の中尊として、この大きなお不動様を祀ったそうです。残念なことに他の四大明王像は火事などでなくなってしまいました。そんな中、よくぞ残って下さった……と、喜びをかみしめ、手を合わせます。
しかしながら、平安時代から実に長い年月、数々のことに遭遇しながら、生き延びて来られたという不動明王様だけに、膝前など、いろいろな所に手が加えられています。ご苦労を特にされた不動明王様だからでしょうか? 力強いお顔の中に慈悲が感じられるのです。
近畿三十六不動尊霊場会先達・作家 家田荘子寺院紹介
- 名称
- 十方山(じゅっぽうざん)同聚院(どうしゅういん)
- 通称
- 東福寺五大堂。
- 不動尊について
- 「じゅうまんふどう」と呼ぶ。木造座像。重要文化財。
- 所在地
- 京都市東山区本町15丁目東福寺山内
- 郵便番号
- 605-0981
- 電話番号
- 075-561-7274
- 宗派
- 臨済宗東福寺派
- 開山
- 琴江令薫(きんこうれいくん)〈東福寺第129世〉
- 創建
- 文安元年(1444)
- 詠歌
- げにいのる こころまことの すぐなれば われもりやくを さづけたまふぞ
- 特色
- 寛弘3年(1006)、藤原道長が造立した法性寺五大堂安置の五大明王の中尊で、平安時代の優像である。他の四明王像は失われたが、本像のみがよく法性寺の遺物として維持されてきた。毎年2月2日、「じゅうまん」の字(上に「十」下に「万」の字を組み合わせた漢字)を書いた屋守護符(やさごふ)が授与される。
- 交通
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- 徒歩
- 京阪電車、JR奈良線の「東福寺駅」下車、歩いて10分。
- 京都駅より市バス208番に乗車、「東福寺」で下車。
- 第20番「智積院」より、市バス南行202番207番208番で3つ目「東福寺」下車。
- 車・団体バス
- 東山通り、第一日赤病院西側より南入る。隣に駐車場あり。
