第19番 青蓮院門跡

青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)

おほけなく うきよのたみに おほふかな わがたつそまに 墨染めの袖

ご朱印

ご朱印のイメージ

家田荘子コラム 十九番 青蓮院

青蓮院と言えば青不動様。私は、このお寺が大好きです。まずは、場所がいい。平安神宮、岡崎公園の方から神宮通りを歩いて来て、美術館やお洒落な喫茶店の前に位置するのが青蓮院。さらに知恩院や、円山公園、八坂神社と続き……歩いているだけで、「京都へ来た!」という、ステキな自覚が生まれます。

青蓮院は、江戸時代の小堀遠州の作といわれる庭が有名ですが、私は、やっぱり日本三不動の青不動様(非公開)。そして青不動様のいらっしゃるお部屋にとても惹かれます。青不動様は、原色写真でしかお目にかかれませんが、見るからに熱そうなカルラ炎を背負い、坐ってらっしゃる姿は、凄い迫力です。そして、-矜羯羅(こんがら)童子、制多迦(せいたか)童子が、不動明王様と対象的に、なんとも愛らしいこと……。

寺院の奥、緑に囲まれた静かな部屋に坐り、夏は蝉の一生懸命な声を聞きながら、冬は、降る雪が揺らす冷たい空気を感じながら、不動明王様のご真言を唱え続ける……。静かで豊かな時間が流れて行きます。

近畿三十六不動尊霊場会先達・作家 家田荘子


寺院紹介

名称
青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)
通称
旧粟田御所(あわたごしょ)
不動尊について
呼び名は青不動。絹本着色像の原寸大原色写真を安置。
所在地
京都市東山区粟田口三条坊町69-1
郵便番号
605-0035
電話番号
075-561-2345
FAX
075-561-0383
宗派
天台宗
開山
伝教大師最澄 門跡初代は行玄(ぎょうげん)
創建
延暦4年(785)伝教大師が、比叡山上に延暦寺を開かれた時の僧坊の一つとしての青連坊に始まる。その12代行玄大僧正の時、久安6年(1150)美福門院の御願として京都に都の本坊を建て、青蓮院と改称せられた。
詠歌
おほけなく うきよのたみに おほふかな わがたつ杣に 墨染めの袖
行事
秋の1日を法要の日と定め、平安時代の天台宗法儀の姿に復原して行っている。修正会(元旦)、大文字送り火法要、春秋彼岸会。毎月満月の日に青不動護摩供を厳修している。春秋境内全域をライトアップして特別拝観あり。
特色
宮殿風の建物群とそれにふさわしい庭園。出家された親王のご住居であったことを特色とし、明治までは皇族でなければ門主になり得なかった。そして天台座主は門主の中から選ばれた。ご本尊は大日如来の仏頂尊の熾盛光如来である。境内は国の史跡に指定されている。
交通 (地図はこちらをクリック)
徒歩
  • 京都駅より市バス5番で「神宮道」下車。進行方向と反対に十字路を横断、坂を上った左側。
  • 京阪バス、江若バスの大津方面へ向う場合は、神宮道下車、進行方向と反対に十字路に戻り左へ横断、坂を上る。
  • 地下鉄東西線「東山駅」下車、1番出口より徒歩5分。

帰りは門前を右へ坂を下り、前記十字路を横断せず左折したところに3つ共通バス停あり。

車・団体バス
門前の道は知恩院の方へ向う一方通行。帰路は門前を左へ知恩院黒門の前を右へ、広い坂を下り白川を渡って東大路へ。青蓮院参道脇の広場は、バス3台位駐車出来る。
拝観
殿舎と庭園、500円。
附近の名所旧跡
粟田神社、知恩院、円山公園。八坂神社。
山主
門主(もんす)「東伏見(ひがしふしみ)慈晃(じこう)」
特産
清水焼きのおうす茶碗を院内で頒けている。
その他
庭園は四季を通じて美しいが、特に5月の霧島ツツジは有名。飛地境内将軍塚は展望台2ヶ所あり、京都市内を全部見渡せる。もみじと桜の名所。

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